上野 雄次

展示作品 『まつる』/『バンブーハウス』(再発表)

《設置場所》

まつる
大井川流域(神尾‐千頭間の各所)

バンブーハウス
大井川鐵道神尾駅 旧駅舎(静岡県島田市神尾

《作品プラン》

まつる』

大井川鉄道終着駅である千頭から神尾駅までの区間の大井川。急流により長い年月をかけ削られた独特な地形の中で象徴的な場所にフラッグを立てることで、流域の稀有な地形とそこに育まれた人々の命の存在をつなぎ合わせて可視化するプロジェクト。大井川流域を花器と見立て、そこに花を活けるような意味合いも込める。

Artist:Yuji Ueno
『MATSURU』
The Ooi River runs from Senzu, the terminal station of the Ooi River Railway, to Kamio Station. A project to connect and visualize the rare topography of the basin and the existence of the lives of the people nurtured there by setting flags at symbolic places in the unique topography that has been carved out over many years by rapid currents.It also has the meaning of arranging flowers in the Ooi River basin, which is likened to a vase.

《作品再発表》

『バンブーハウス』

神尾駅でのインスタレーション。今は物置としてしか使われていない半分朽ちていた建物を、地域に群生している竹400本を利活用して「バンブーハウス」と名付けたお茶室のようなトリップ空間へと変容。

上野雄次(Uji Ueno)

1967年京都府生まれ。勅使河原宏氏の展覧会と「創造行為というのは破壊がなければ生まれない」という言葉に衝撃を受け華道を学び始める。国内のほか世界各国で創作活動を展開。詩人、写真家、ミュージシャン、工芸家等とのコラボレーション多数。

《CV》

1985年 鹿児島県立薩南工業高校建築科卒業

《展覧会等》

  • 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015
  • KENPOKU ART 茨城県北芸術祭2016
  • 著書:花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな(2019年)

《過去作品》